あらすじ
姉の禍をすべて引きうけるため『影の子』として生まれた少女、影依(かげい)のもとにある縁談が舞いこむ。
相手は秋峯想日(あきみね・そうび)という男。
薔薇の栽培家として有名な彼にはある忌まわしい噂があり、彼のもとに影依が嫁げば姉は幸福な結婚ができると両親は喜んで影依を送りだす。
真夜中の花嫁道中。顔を隠した使用人たち。
秋峯家の奇妙なしきたりに戸惑いながらも影依は想日に尽くそうとし、彼女が不思議な力によって姉の傷を引きうけていることを知った彼は影依を助けたいと思いはじめるが、ある事情により彼は彼女とほんとうの妻になれないと云う…。
明治後期がモチーフの和風恋愛ファンタジー。