あらすじ
小さな恋と嘘と裏切り。大きな権威と権力。
宮廷に育つ子供達のもがきは「断罪」へと集約する。
十歳の伯爵令嬢ジェーンは侍女になるため、都へ向かった。
王室ハーブ・ストゥルーワーであるモードの元で行儀見習いをするはずが、ハーブに強い興味を持った彼女は同じ道を志す。
ところが、ジェーンは同じ歳のリチャード王子に気に入られ、彼の侍女となる未来を約束される。
元々の予定である侍女としては最高の栄誉。傾いた伯爵家のためにもそれを選ぶべきと思いながらジェーンはハーブの道を諦められない。待つ姿勢のリチャードに寛容を期待し続けた。
一方、リチャードはジェーンを妃には迎えられないため、命令に等しい幼い約束をどうするか迷っていた。
誰が「ヒロイン」で、誰が「悪役令嬢」か。
王子は身勝手で、その協力者は分別がないのか。
魔法のない世界で起こる「断罪」へのストーリー。
※ 地球に実在しない国としての物語です。
※ 史実の貴族制、ハーブ・ストゥルーワー等にない設定があります。
※ 姓名、領地名、爵位は架空で、似たものが実在しても無関係です。
でも、悪役令嬢モノを好む人がシェイクスピアやウォルター・スコットを読む梯子のささくれ位になれたら良いな、と思って書きました。