あらすじ
その男は親に捨てられ、友に裏切られ、他人を信用できなくなっていた。
残されたのは一振りの剣。孤独に剣術を磨き続けた男は、剣の頂点まで後一歩の所に辿り着く。
しかし男は頂には届かず、同時に自分一人では絶対に辿り着けないと気づいてしまう。
考え方を改め、人と歩む新たな人生を送ろうとしたが、不運にも男は不治の病に冒されてしまった。
「悔しい。悔しい。悔しい
ただ無念だ。気づくのがもう少し早ければ、違う生き方を歩めたかもしれないのに
もう一度やり直したい……機会が欲しい。そしたら俺は――」
そして気づけばーー男は、少年として生まれ変わっていた。
ティグル・アーネストという新たな名前を手にした彼は、今度こそ剣の頂に辿り着くことを誓う。
「今度こそ俺は最強になる。前世とは違う生き方で……孤独を貫くのではなく、他者と交わり競い合い強くなる」
前世で孤独に生き、【剣鬼】として恐れられた最凶の剣士は、新たな生き方を歩む為にアヴァロン騎士養成学校に通う事になる。
同世代が集まり切磋琢磨するには理想的な環境。しかし前世で孤独な人生を送った結果、現代ではティグルの価値感はズレまくっていて……
「学園生活の基本は友達を百人作る事……? 友達ってどうやって作るんだっけ?」
これはかつて夢を目指した者が、今度は皆と立ち上がる話。