あらすじ
伯爵令嬢のラナ・ラキュラスは、元商家の成り上がり貴族。
令嬢としての立ち振る舞いを覚える一方、「比べられる」人生ばかり歩んで来た。
何が幸せで、何が不幸せか。
彼女はそんな周囲の会話にウンザリしていた。
そんな、ある日のこと。
屋敷に雷が落ち、自室の古びた蓄音機から陽気な青年の声が聞こえ始める。
不思議な現象に戸惑いつつもラナはその青年、ヴァンと言葉を交わす。
蓄音機を通して時折繋がる、ひと時の交流。
純粋で真っ直ぐな彼の在り方に、次第に彼女は心を開いていく。
だがこの不可思議な通話には秘密があって――。