あらすじ
『悪魔の扇風機 - バンコク路地裏の元ナチス骨董屋』
薄暗い路地裏の古道具屋に鎮座する一台の黄ばんだ扇風機。
それは、ただの古道具ではなかった。
第二次世界大戦後、ナチスの秘密結社から逃亡してきた元科学者クラウス・シュミット。彼が命を賭けて守り続けてきたその扇風機には、人知を超えた禁断の力が秘められていた。クトゥルフ神話の世界に通じる扉であり、時空をも歪める恐るべき装置。
しかし、ある湿った夜、謎の来訪者によってその扇風機は姿を消す。バンコクの迷宮のような路地裏に潜む、数々の怪異の幕開けとなる出来事だった。
これは、一台の古い黄色い扇風機が引き起こす、戦慄の連鎖の始まりの物語。その風が運ぶ者たちの狂気と、裏世界の闇の物語。やがてその風は、アジアの闇の奥底で蠢く、想像を絶する恐怖へと誘うことになる...。
世界の命運を握る一台の扇風機の行方と、それを追う元ナチス科学者の壮大な物語が、ここに幕を開ける。
あなたの隣にある扇風機も、実は─────。