あらすじ

――型。 それは武道における技の正確な所作や動作、趣旨を確認するための練習法。 また、先人達が戦いの中で磨いた技法を後世へと伝えるために残したものでもある。 ここ空手道場「鳳翼会館」では、その型の稽古が始まっていた。 型を演ずるのは望月遥。 誰もいない道場内で一人、突きや蹴りを繰り出していた。 型を演じながら、彼女は一人の男を待っていた。 名は大場拓斗。 同じ道場生で、小学校の頃からこの道場に通う仲間である。 拓斗はもうすぐ昇段試験で、型の審査を受けなければならない。 だが、彼はこの型を苦手としていた――。

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カクヨム
カクヨム2024/12/01
  • 現在の作品鳳翼の型