あらすじ

好きになった女とは長続きしなかった。縁がなかったと諦めた。そんな事が二度三度とあって、友だちの姉に誘われたが、試験が近い日だったため断ったら、それっきりになった。  後日、彼女は見合いしたばかりで如何するか悩んでいた。その事を俺に話して相談したかったことを後で知った。彼女を助けてやれなかった事に(俺は勝手にそう思っていた)俺は悔んだ。  なぜなら、彼女の事が気になって試験は手につかず、結局、単位を取れなかったからだ。こんな事なら彼女の話を聞いて悩み相談にのれば良かった、と思った。そうすれば俺の現在は変っていたはずだ。  彼女のことがあったその後も、好きになった女とは長続きしなかった。  しかし、親しくなった女には好かれた。愛嬌があって可愛いし、しばしば会っていっしょに出歩いた。だが、妹みたいな感じで、それ以上の感情がわかない。そんな事が何度も続いた。そして、現在に至った。 『なぜ俺は、好きになった女とは縁がないのか・・・』 『お前、人生が何かと悩んだあげく、人助けしたい、と約束しただろう?  だから、自分の欲を満たす前に、人助けじゃよ。  お前を必要とする女と共に暮せ。うまくゆくぞ』 『アンタは誰だ。何者だ?』 『お前の先祖神だろう?そんな事も忘れたんかいな?  受験勉強にゆきづまったお前を、儂が助けてやったじゃろう?  あの時、お前、儂と約束したぞ!』

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カクヨム
カクヨム2024/11/29
  • 現在の作品先祖神との約束