あらすじ
今からおよそ2000年以上先に想定される「IF」世界の一つです。
この世の人類は世界に約50億人ほど住み、多くの人種は存在するものの、統治するのは
「ラクルーン」という謎の国家と言うか組織。
日本も含め、2000年代に存在した多くの国々は全てこの「ラクルーン」に制圧されてお
り、ラクルーン中央政府の指令のもと、世界は七つの極めて自治州に分かれた。
とはいってもラクルーン政府による管理下のもと、自治政府には権限はあまりなく事実上
ラクルーン政府による全世界支配であった。
ラクルーン政府は既に300年、全世界を安定的に統治している。
世界の言語もラクルーン語に統一されて日本語も英語も既に失われた古語となっている。
だから世界は自治州七つに分かれてるとは言えど、全世界共通語で旧日本人も旧欧米人
も普通に会話が成り立ち、教育現場で「外国語を学ぶ」と言うのはなくなったのである。
ラクルーン政府には立ち上げの時から世界各国からの戦争による人類の争いを失くさん
と強く願う勇気と知恵のあるものが集ったため、一つの民族から成り立つ国家ではない。
国家と言うよりはとてつもない強い武力と科学力と実行力を持った世界のトップに君臨
する頭脳集団と言っても良い。
彼らの使命は人類同士の争いを許さないこと、そのために七つの全ての自治州が仮に
一致団結しても到底ラクルーン政府には敵わない戦力と先進的科学力を持つこと、そして
その指導者らは全人類のカリスマトップ的な人材が常に揃うことであった。
ラクルーン政府の安定的政治的指導がある限り、七つの州の人民は飢えることもなく、
安定した収入が得られてそれぞれの仕事に専念できる暮らしが保証された。
生活の基盤である病院や学校や図書館、それに娯楽施設も用意され、麻薬こそ禁止で
あるが酒や煙草、それに決められた範囲のギャンブルには寛容的であり、少なくとも
ラクルーン政府に反抗心を抱かない限りは
「男性にとってはゆりかごから墓まで」
平和な人生が営みやすい仕組みになっていた。
庶民の生活や経済的な面では七つの州にそこそこ権限が与えられているので、刺激を
味わいたい男性はかつての世界で言う「海外旅行」を楽しんでカジノや他の州では認め
られる娯楽や施設、カルチャーや食文化を楽しむことができた。
しかし女性には厳しい世界であったのである