あらすじ
書店員の松田はずっとなにかに片想いをしている。
同居人で小説家志望のさかえは付き合う相手といつもうまくいかない。
彼らがルームシェアを初めて一年が過ぎようとしている。
二人が一緒に暮らすのは残り一年。
季節が巡り、もう一度春がやってくるとき、彼らはなにかを掴むことができるのか。
例えば、夢とか、誰かの手とか、そういった、自分ではどうにもならないものを。
あのときキスしておけばよかった。あのときキスしなければよかった。どの唇も、乾ききっている。
✳︎カクヨム×魔法のiらんどコンテストに参加、最終選考作品に選んでいただきました。