あらすじ
<薬師マリィさんの東方旅記 あらすじ>
前作から3年後、晴れてフランシス王国公認の
国家薬師になったマリィは、
金髪は長いくせ毛、半開き碧眼、人間種の16歳女性。
あれ、えっと……早々に、『薬師マリィ』失業の危機!!
フランシス・エレン王妃に直談判しても解決不可!!
失意の中、マリィは聖女ガラハの招きで、西の国レオニアを訪れる。
「ははは。じゃあ、聞きこうか。聞き取れた単語は何だ?」
「全部、分かりました」
魔族の言葉でマリィは、サージェに試された。
不思議なことに、マリィは魔族の言葉が理解できた。
この奇妙な現象を理解するために、2人は助言した。
「「東へ行くべきだわ」」
マリィは不機嫌な顔で、半開きの目になった。今度は聖女ガラハがマリィの質問に答えた。
「何で東なんですか? そこで誰が待っているのでしょうか?」
「どこで何をやっているか、わからないけど、東方賢者よ。そして、東のマジャに行けば、そう古くない、彼の痕跡が見つかるかもしれない」
マリィは生まれてから、全世界言語《トラディクシヨン》理解能力《オートマティク》の自動魔法を使い、自身の脳内を酷使してきた。
無意識に少しずつ、人格を書き換えるほどの魔法を使っていた。
聖女ガラハと別れたマリィ。東方賢君の痕跡を探し。
レオニアから、マジャ、オットー、ミスル、……アントリア圏南部の国々を経て、地中海(テラの海)を進む。
マリィの航海はつづく……あれ……マリィさん、まだ東の旅路を行くの!?
船は海(赤の海)を越えて! 海(ルブラ海)越えて!! 海(ベガ海)越えて!!!
もっと東の海(南海)へ!!!!
極東の東亜圏(アントリアより遥か東)へ入る。
竜の国を経て、士ノ国「和楽」へ。
「必ず、私が『私』を受けいれて、翻訳の魔法を使いこなす」
「きゅ~?」
船の向こうの景色はずっと青く、海風はいつも通り。
このままでは口だけの目標だ。
だから、海を越え、他人と出会い、人として強くなりたい。
マリィはため息をつく。正直、かなり不安。
相棒のベビードラゴン・アルトは不思議そうに、マリィの顔を見た。
彼女がマリィ=フランソワーズ=レヴィ!
相棒のアルトと一緒に、東へ向かう旅に出る!