あらすじ
ゲームのチュートリアルに出てくる悪役の薬師メディスン・ルクシード。
彼は自分の持つスキルで毒を製成し、勇者に覚醒する王子を殺そうとした。
そんな彼は処刑される間際にあることを言っていた。
お前達王族が、支援をやめて俺達を切り捨てなければこうはならなかった。
全てお前達が招いた結末だ。
どれだけ家族や領民が泣き叫んでも、お前達は玉座から見下ろして笑っていたんだろう。
家族を奪い、俺達を地獄に突き落とした貴様が幸せなのが憎い。
貴様に安寧など二度と許さない――。
お前も、この国も永遠に呪ってやる!
全て消えてなくなってしまえ!
何を思ってそんなことを言ったのかは、誰も知らなかった。
そう、ゲームのプレイヤーであり、彼に転生した俺すら何が原因で行動したのかは知らない。
幸いなのは処刑されるより少し前の姿に転生していたことだ。
ただ、安心したのは束の間――。
処刑の一歩はすでに始まっていた
どうにかしてこの状況を変えられないのか。
俺にあるのは……。
〝薬剤師〟として働いていた知識だった。
薬剤師の知識を使って、毒しか作れないメディスンはこの処刑ルートからどうやって抜け出すのだろうか。
悪役転生×薬師のちょっぴりハードでほのぼのした物語。