あらすじ
細川ガラシャの物語
「細川ガラシャの詩」
暗闇の中にひとひらの光、
異国の風が吹き抜ける時、
私は知らぬ間に、この地に立っていた。
戦の声、血の匂い、
けれども心は静かに祈る、
その先にあるものを信じて。
異国の神が語る言葉、
信じる心で私の中に宿り、
名も知らぬ土地で生きることを選びし時、
愛は戦いの間に咲く花のよう。
細川忠興、
その手のひらに未来を託して、
そして私、ただひとり、
あなたのために生きる。
だが、時は流れ、
悲しみの時が来る。
戦の火が私の家にまで迫り、
命を捧げるその時、
心に誓った言葉がひとひら浮かぶ。
「我が命、この戦火の中で消えるとも、
あなたのため、私の信じる道を貫く。」
私は火の中で踊り、
この命を天に返す時が来る。
だが、心はまだあなたと共にある。
信じるものがあれば、
死さえも恐れることはない。
私の声は届くだろうか、
あなたの胸に、心に。
私の死があなたの力となり、
その先に希望を灯すことを、
ただひとつ願う。