あらすじ
明治四十五年七月、北海道十勝地方。那波農場の陽子、香苗姉妹と柘植は半矢(手負い)のヒグマを仕留めた。その直後、ヒグマ手負いにした佐伯農場の士郎とその仲間と、陽子が揉め事をおこす。陽子は、士郎たちを殴り倒すが、近くにいた酒井組にからまれる。その場は、幌母警察署長の岸川が仲裁に入り、事なきを得る。
西山農園の次男が賭博にはまり、酒井組から多額の借金を背負った。隣家の那波農場の主の那波玄平(陽子、香苗の父)は、西山から相談を受けていた。酒井組とズブズブの関係にあった岸川署長が間に入ったが、話し合いは不調に終わる。
そんなとき、酒井組はガトリング砲を手に入れる。西山に侮られていると感じていた、酒井と岸川はガトリング砲で脅しを掛けた。いざ射撃が始まると、想定以上の破壊力をコントロールできず、西山家の四名と偶然居合わせた、那波玄平を射殺してしまう。
那波農場の使用人の小野喜助は、その直後に酒井組に斬りこみ、命を落とす。
那波農場の使用人は酒井組に降伏するが、陽子、香苗姉妹と柘植は、アマックの森に逃げ込む。また、使用人の瀬尾は札幌に向かう。札幌には、玄平の姐のユキと妹のアキが住んでいた。
アマックの森には、那波姉妹に縁のあるオオカミ犬がいた。酒井組による、山狩りが行われたが、オオカミ犬の助けもあり、那波姉妹と柘植は撃退する。
那波アキ、ユキが幌母駅に到着すると酒井組が待ち受けていた。しかし、遊女の乱心があり、混乱の中、アキとユキは那波農場に到着する。
また、長倉と沢野の二人が助っ人として付いてきていた。
陽子と香苗は釧路に向かう。釧路には、アキとユキのなじみの武器商人がいて、ガトリング砲に対抗できる武器の確保のためだった。
しかし、武器商人は。酒井組の協力者により、拉致されていた。陽子と柘植は武器商人の手下の十蔵と協力し合い、キヌを助け出す。
陽子と柘植は、キヌから武器を受け取り、幌母に向かう。
幌母では早瀬副署長とその背後にいる勢力に、岸川署長と酒井組が追い詰められていた。酒井組は陸軍から横流しを受けており。早瀬副署長はその内偵のため派遣されていた。
岸川と酒井は潮時と思い、幌母町を出て行こうとするが、その前に那波家との抗争の決着をつけようとする。
札幌からの警察隊が到着する日の早朝、酒井組はガトリング砲で那波農場に攻撃を開始する。