あらすじ
西暦二八八九年。科学を著しく発展させた人類は、ついにタイムマシン開発に着手するほどにその技術を高めていた。
しかし一方で、行き過ぎた上昇志向の影響か、「他人を食い物にする」ことに抵抗を失くしていった人類。その結果、技術の発展に比例するように人々は善性を損ない続け、いつしか世界は悪人ばかりが生きるようになってしまっていた。
そんな社会に一抹の疑問を抱きつつも「自分の力では何も変えられない」と全てを諦めている少女・ケイ。彼女は悪意が溢れる世界から目を背け、長年自室に引きこもっていた。
しかし、ある日突然、彼女に転機が訪れる──世界に、大きな異変が発生したのである。
その異変とは、人類の善性と悪性の反転。すなわち、悪人が蔓延っていた醜い世界は突如として、善人に溢れた優しい世界へ変わったのである。
反転事件の果てにケイが迎える結末は希望か、絶望か。
世界を巻き込んだ彼女の物語が、今始まる。