あらすじ

ラナリアは王宮騎士団騎士の夫を持つ子爵夫人、十六歳。ちょっとしたスキルを持っただけの平々凡々な少女だった。 まだ年若い彼女は社交もさせてもらえず、一人鬱々と邸で過ごす。周りには夫に忠実な使用人たちのみ。 家族に手紙を書くも返事はなく、切ない片便りをしたためながら涙する日々。 仲が良いというほどでもないが、それなりに暮らしていたつもりのラナリアは、自分が一人ぼっちなのだと思い知らされた気がして、どんどん暗く落ち込んでいく。 そんななか、たまに帰ってくる夫は、ラナリアに冷たくてすげない。 せっせとお世話をしようにも眉をひそめて動くなと言われてしまう。 『貴女は何もするな。そこに居るだけで良い』 そう仏頂面で呟き、侍女に着替えを命じる夫。食事でも同じだ。大人しく座っていろ、もっと食べろと命じられるだけ。 ……私の居場所は、どこにもない。 ストレスが最骨頂にさしかかった瞬間、彼女のスキルが発動した。 そのスキルは《巣》と呼ばれているが、詳しくは分からなかったモノ。 それが、彼女の生活を一変させる。 ☆アルファにも投稿してます。

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小説を読もう2024/09/09
  • 現在の作品だから奥方様は巣から出ない 〜出なくて良い〜