あらすじ
直人は、最年少で殺人武闘団・玄冬一族の頭領の座を継承した。「お前は、誰かを守ることを覚えろ」という矛盾した師匠の遺言を胸に、3年間の暗躍と暗殺の日々を送っていた直人の前に、天女のように美しい15歳の少女・紅が現れる。
「腹違いの兄妹かも知れない。でも違うかもしれない」と言う紅は、「私を守って」と直人に依頼した。
正妻の子ながら不義の子と噂される直人。母は実父について何も語らなかったという紅。ふたりの間に芽生えた始めた感情は、家族愛なのか、純愛なのか、禁断の恋なのか。そして、自らの出生の秘密を探ろうとする紅を巡って、巨大な権力と財力を持つ高天原家の男達は狂い始める。
<登場人物>
高天原 直人(たかまがはら なおと/16):《高天原の漆/しち》。高天原家当主の第七子で、正妻の第二子。殺人武闘団・玄冬一族の頭領の座を引き継ぐ。
高天原 紅(たかまがはら くれない/15):《高天原の玖/く》。本来は庶子。旧称は八坂紅(やさか くれない)
高天原 識(たかまがはら しき/47):高天原本家の当主。先代では《高天原の肆/し》と呼ばれた側室の子。
高天原 淑子(たかまがはら よしこ/45):正妻。直人と継人のの母。
高天原 宗寿(かずとし/23):《高天原の壱》。第一子で長男。側室・多喜子の息子。
高天原 継人(つぐと/21):《高天原の弐》。第二子で次男。正妻の長男。直人の実母兄。
唐橘 蜜花(からたちばな みつか/21):《高天原の参》。第三子で多喜子の長女だったが嫁いだ。
高天原 忍(しのぶ/19):《高天原の肆》。第四子。側室・梓の長男。
高天原 伊織(いおり/17):《高天原の伍》第五子。側室・沙也香の長男。
高天原 睦(むつみ/16):《高天原の陸》第六子。側室・梓の長女。
高天原 柳子(やなこ/15):《高天原の捌/はち》第八子。側室・沙也香の長女。
高天原 了(あきら/10):《高天原の末/すえ》第十子。側室・沙也香の次男。
藤川 多喜子(ふじかわ たきこ/46):側室。宗寿・蜜花の母。
早乙女 梓(さおとめ あずさ/44):側室。忍・睦の母。当主の秘書。
井崎 沙也香(いさき さやか/37):側室。伊織・柳子・了の母。
八坂 ラン(やさか らん):紅の母。故人。享年45
高天原 功(いさお):直人の師匠。
※ 年齢は直人の誕生日4/3時点