あらすじ
王弟ソワールと、書庫の番人アヴェルスの恋物語。
王弟、鈍感男、獣人、魔法使い、王子、悪役側近などがお好きな方は是非!
毎朝5時投稿です!
※以下第1回ルビーファンタジーBL小説大賞の為のあらすじです。結末まで書いておりますので、ネタバレしたくないよという方はご注意ください。
〈第1回ルビーファンタジーBL小説大賞用 あらすじ〉
国王である兄オーブとの間に出来た距離や、何者かから嫌がらせを受けていた王弟ソワールは、孤独な日々を送っていた。ある日身分を隠し城下町へ訪れた彼は、とある古書店へと辿り着いた。そして、物語は魔法をかけてくれると語る古書店員アヴェルスと出会う。
大切な本を譲ってくれた彼に、ソワールは母親の形見である指輪を渡した。アヴェルスは指輪を返そうとするが、いなくなってしまった少年。いつか再会した時に返そうと大切に首から下げて身に着けている。
アヴェルスの譲ってくれた本を読み、ソワールの世界は一変する。孤独な自分を変えてくれた物語。その物語をくれた彼に、ソワールはいつしか恋をする。
長年の片思いの末、やっとの思いでアヴェルスを傍におくことが叶うが、彼はあの時の少年が自分だと気がついていない。それは愚か、気がついてくれたところで自身の片思いは変わらない。それでも諦めないソワール。
一方アヴェルスは、第一の書庫の番人である魔法使いビノーコロと、第二の書庫の番人である獣人のイスバートと共に第三の書庫の番人として殿下に仕えることになる。
そこで彼は不思議な手紙をもらう。差出人はかつて少年に譲った本に登場する人物ムーシカからだった。初め作中の人物と文通が出来る喜びを感じるが、仕事仲間の言葉で本当の差出人が別にいると考えるようになった彼はその人物を探したい思う。
そんな時、王弟に長年嫌がらせをしてきた国王に仕える側近サンピティエが、ソワールの部屋にある手紙を見てムーシカと名乗る王弟とアヴェルスという人間が親しい間柄にあることを知る。王弟に再び嫌がらせをと考えた側近は、差出人に会わせてやると言ってアヴェルスの命を狙おうと彼を仮面読書感想会へと誘う。
アヴェルスは自分でも気づかぬうちにソワールへと思いを寄せるようになっていた。鈍感な彼はソワールの気持ちにも、自分の気持ちにもなかなか気づけない。それでもある時嫉妬心から、自分の想いに気がついたアヴェルスだったが、身分違いの恋だとその想いを諦めようとする。
そして時は仮面読書感想会。アヴェルスは側近によって手紙の差出人がソワールだと知る。アヴェルスの飲み物に毒を盛っていた側近だったが、ビノーコロの機転でアヴェルスは毒を飲まずに済み側近の悪事が暴かれる。
互いの間に生まれていた距離は全て側近の仕業だったと知ったオーブとソワール兄弟の誤解は解けたものの、王弟を疎ましく思う人間がいることがまだいることが側近の言葉でわかってしまった以上命を狙われないためにソワールは死んだことにして、国を出ることを決意する。
アヴェルスはソワールがムーシカを名乗って自分に手紙をくれた人物だとわかると、奇跡のような体験をさせてくれたことを感謝する。その時かつて少年へ譲った本をソワールが持っていることを知る。指輪を返そうとするが拒まれ、左手の薬指にそれをはめられた彼は一緒に生きてほしいとソワールに愛の告白をされ、二人は結ばれる。
ソワールは全てを捨てて、恋人となったアヴェルスと共に旅に出るのだった。
※この物語に登場する本のタイトルは全て架空のものです。