あらすじ
ダンピール……ヴァンパイアとヒューマンのハーフである夜野羽美は、ヴァンパイアの血が薄い両親や姉弟と違い、先祖返りした事によって強く出たヴァンパイアの性質に苦しんでいた。
日中は陽光による体調不良とヴァンパイアの身的特徴をクスリで押さえ込み、副作用で朦朧とする意識や頭痛、眩暈と闘いながら学校に通う。
何故私だけが……そう思いながらも、深夜にだけ動く掲示板で繋がった人達の言葉を支えに頑張っていた羽美だったが、ある日夜の散歩に出たところでヴァンパイアハンターに襲われて、ついに倒れてしまう。
「助けて……‼︎」
そう願った羽美を助けたのは、彼女が支えとしていた掲示板の主人であり、ヴァンパイア専門のバー「マリンスノウ」を経営する男、宵月茜だった。
「ここにはヴァンパイアしかいない。自分らしく生きてみるのも、良いんじゃないかい?社会で生き抜く術は、先輩である我々が教えてあげるから」
掲示板のメンバーであり店に通う客でもあるヴァンパイア達や茜と共に幾度もの夜を過ごした羽美は、新たな環境で少しずつ成長していく……‼︎
これは、ヒトではない化け物の少女が、それでも共に生きたいと願う者達と成長していく物語。