あらすじ
シャーロック・ホームズの末裔である美少女シャーロットは、兄アーサーの就職を機に東京で生活を始めるが、兄の不在を理由に家出をしてしまう。
「安全・健全・清潔」をモットーに、都内各所でサバイバル生活をしていたシャーロットだが、ある朝、目覚めると、違和感のある他殺体が置かれていることに気付く。
事件の匂いを嗅ぎ取ったシャーロットは、兄アーサーとその友人であるカイの協力を得ながら、鋭い観察力と深い洞察に裏打ちされた、直感的な帰納法で謎を解き明かす。
= 登場人物紹介 =
●主人公
氏名 シャーロット・ホームズ
年齢 18歳
国籍 イギリス
職業 学生(ブリティッシュ・スクール・イン・東京。休学中)
特技
・お巡りさんこいつです!(未解決の事件・事故を調べ、下手な犯人の似顔絵をSNSに投稿すること。後に犯人が逮捕されると、特徴が完全一致していてバズる)
・ストリート・ピアノ(スキッフルをこよなく愛し、ジョン・チャールズ・“ダフ”・ロウを神と崇める。上手くはないが、ノリが良く、高齢者にも大人気)
・寝床探し(安全・健全・清潔をモットーに、都内各所でサバイバル生活)
・ジョン・ロックの「経験論」をベースとした帰納的推理
・フルーレ+合気道=バリツ
属性
・シャーロック・ホームズの末裔
・ブラコン(7歳上で親代わりの兄に、英才教育を施されて以来、崇拝する)
備考
・日本を活動拠点とするNGOに就職する兄アーサーに無理矢理ついてきたものの、兄が研修で乗船しているクルーズ船がコロナで隔離され、長期不在になって以来、帰宅拒否(ホームレス)になる。主に、二子玉川ライズを拠点としていて、お風呂オプションの付いたフィットネスの会員に登録している。
○キーパーソン
氏名 アーサー・アシュクロフト・ホームズ
年齢 25歳
国籍 イギリス
特技
・異常記憶力と高処理能力を活用した演繹的アドバイス
・離間策を基本とする人脈作り
属性
・マイクロフト・ホームズ以来の秀才
・家族嫌い(官僚主義的でスイス暮らしの両親と、自由奔放で天才肌の妹を煩わしいと感じている)
・白黒ではなく灰を好む。
備考
・少ない根拠から直感的に正解を導き出すシャーロットを神秘論者と辟易しつつも、サポート役に徹してしまう兄気質。
・人身売買組織とNGOの関連性を疑い、独自に潜入調査している。
・アシュクロフトのミドルネームは、古英語の æ 「アシュ」と、スコットランド沿岸に見られる小さな農場を意味する「クロフト」を組み合わせた、先祖の領地にちなむ。
・シャーロットからは「アッシュ」と呼ばれている。
■準主人公・悪役兼協力者
氏名 カミール・カザリ
年齢 14歳
国籍 レバノン(フランス)
職業 学生(ブリティッシュ・スクール・イン・東京)、レバノン・コネクション首領
特技
・犯罪者の毒殺(身近な化学物質を対象者の体調に合わせて調合し、自然死状態を作り出す)
・犯人捜し(某SNSの似顔絵から該当者を組織力で炙り出す)
属性
・フレンチ・コネクションのジョセフ・カザリの玄孫で後継組織の首領
・シスコン(姉のように慕った上級生が、人身売買組織に殺害され、こじらせる)
備考
・褐色美形の天才だが、闇の深さ、影の濃さから衆目を集めず、評価もされない。
・シャーロットを真似てストリート・ピアノを引くも、美しすぎる旋律は、ただのBGMと化す。
・祖父の代から、麻薬ではなく毒薬を用いた暗殺業に転向。親子3代で組織の立て直しを図る。
・人身売買組織の仕事を請け負った祖父と父を同時に亡くし、若干13歳で首領を継いだ。
・「旧フレンチ・コネクションのトルコ系組織が、南米と東アジアの中継点として、日本周辺で活動している」との情報を得た父から、サンプル収集と実態調査を命じられ、幹部の子息と共に日本に留学していた。
・その後、祖父と父の訃報に報復を誓い、人身売買組織・カルテル・NGOの癒着、性犯罪者・売春婦と薬物の関係などを調べるうちに、シャーロットの「お巡りさんこいつです!」を見かけ、その精度の高さに惚れ込んで、協力関係を築くべく、「プレゼント」を贈ることにした。
・因みに、シャーロット達の護衛である「大佐の娘」が、家業のPMCで請け負った「人身売買組織幹部暗殺」の際に、祖父と父を殺害した。
□登場人物1・協力者
氏名 カイ(貝塚健太郎)
年齢 25歳
国籍 日本
職業 刑事(世田谷警察署)
特技
・エリートのコネ
・ブリティッシュ・イングリッシュ
・捜査現場の俯瞰把握
・ホームズ兄妹の尻拭い
属性
・アーサーの同級生+ルームメイト
・未カムアウト
備考
・現場を重視するキャリア組の若手警部補だが、巡査達からは、「ホームズ兄妹の推理力を当てにするため」とか、「アーサーに会いたいがため」などと言われている。
・アーサーの影響からか、現場を俯瞰的に捉え、物事に相関関係を見出そうとするも、空回りすることが多い。
◆登場人物2・協力者
氏名 プルーデンス・コールドウェル
年齢 29歳
国籍 イギリス
職業 警備員
特技
・狙撃
属性
・大佐の娘。
・インテル(情報収集)を軽視しているため、ホームズ兄妹を評価していない。
備考
・カーネル・コールドウェルこと、ハンフリー・コールドウェルの娘。
・G4S傘下のPMCをファミリー・ビジネスとしており、富裕層向け警備の一環として、ホームズ兄妹の護衛依頼を受けた。
・実際は、南米ミッションを失敗し、父から日本行きを命じられた。
・因みに、父は軍属ではないものの、兵士や民兵の士気を高揚させる演説を得意とすることから、大佐と呼ばれている。
◇登場人物3・敵対者兼離反者
氏名 イルマク・エイダン
年齢 28歳
国籍 トルコ
職業 自称インフルエンサー
特技
・パパ活
・聞き上手
・話上手
属性
・ファザコン
・寂しがり屋
・パーティー・ギャル
・新興成金一家の行き遅れ次女
備考
・知性は高くないが、社交的で話題が豊富。
・的確なアドバイスを与えてくれる人に依存する傾向がある。
・金には困っていないため、社会的地位の高い「パパ」を探す過程でカルテルに近づく。
・クルーズ船内では、アーサーの手足となって動く。
★参考
・John Charles “Duff” Lowe
(ジョン・チャールズ・“ダフ”・ロウ、1942年4月13日 - 2024年2月22日)
イギリスのピアニスト。
1950年代後半に、後にビートルズとなるバンド、ザ・クオリーメンでピアノを演奏。
1958年にポール・マッカートニーの招待でザ・クオリーメンに加入。「That’ll Be the Day」と「In Spite of All the Danger」という2曲でピアノを担当。2017年までビートルズのツアーに参加。
・スキッフル (Skiffle) は、ジャズ、ブルース、フォーク、カントリーなどの影響を受けた音楽ジャンル。
・ジョン・ロック(John Locke FRS、1632年8月29日 - 1704年10月28日)
イギリスの哲学者、政治哲学者。イギリス経験論の父とも呼ばれる。
「観察とは、考えるためのあらゆる要素を知性に提供することである」
「知性がものごとを考えるための要素はすべて、まず感覚のなかにある」
「論理とは思考を解剖したものだ」
「知識はすべて経験に基づく」
「読書は単に知識の材料を提供するだけである。それを自分のものにするのは思索の力である」