あらすじ
「あんた、私服警官だろ?」
「えっ」
とある夜道。目の前を歩いていた男が突然振り返り、彼にそう言った。
急に近づかれた彼はたじろぐとともに一歩、後ろに下がる。しかし男はずいとまた一歩、身を寄せた。
「んー、まあ、とぼけるよな。はは、はははっ。でもバレバレ。まず、ラーメン屋で一緒だったよね」
「あ、はい」
事実であった。この夜、早めに仕事を終え帰宅した彼は軽くシャワーを浴びるとラーメン屋に向かった。
そして、確かにこの男もそこにいた。店に入ったタイミングは知らないが、出るタイミングはほとんど同じ。彼は男の後ろを歩く運びとなったのだ。
「で、そのあとコンビニに入ったよね? おれの後ろに続いてさ」