あらすじ
朝霧令一(あさぎり れいいち)は、私立アヤザワ高校の生物教師。
人付き合いが悪く生徒ともあまり打ち解けない朝霧が、少し気を許すのは、同い年の国語教師、小宮山桐生(こみやま きりゅう)だった。
穏やかで誰にでも優しく、教師の鑑のような桐生にコンプレックスを抱きながらも、数少ない友人として接していたある日。
宿直の夜、朝霧は、桐生の秘密を目撃してしまう。
ヴァンパイア『体質』という、特殊な存在がそれでも生きようと努力し、自らの存在を隠す中、寄り添って理解を示す人ができたとしたら。
それが、友情を通り越して恋になってしまったとしたら。
………僕は人間じゃないのかもしれない。
何度も己に問いかけ、その度に、
お前は人間だ。
と言い切り、支えてくれる存在。
時にコミカルに、時に切なく、時にシリアスな二人の物語を、あなたへ。