あらすじ
人間は様々な境遇の中で、様々な思いを抱きながら生きて行く。
それぞれ違う顔や性格を持ち、それぞれ違った人生を歩いて行く。
同じ親から生まれ、同じ家庭に育った兄弟あるいは姉妹でもその例外ではない。
家庭にも色々あって、裕福だったり、貧乏だったり、幸せだったり不幸だったりする。
そしてまた長いようようあ短いような人生を、上手に生きる人とそうでない人がいる。
家族の中に一人でも上手に生きる能力を持った人がいると、その人がその家庭の中心人物となって皆を引っ張っていく。
男であれ、女であれ、リーダーシップを取れる者がいると生活が豊かではなくとも、その家庭は比較的平和である。
そしてそのリーダー的な人物がいないと、なんとなくギクシャクして一つ間違るとその家族は簡単に崩壊してしまう。
そんな存在感のある姉を持った私は「いつか彼女を追い越したい」という出来るはずもない期待を抱きながら生き続けてきた。
子供のころから常に彼女が目標であり、何時の日もライバル意識を燃やしてきた。
ある時は笑い合い、ある時は励まし合い、そしてある時は真剣にぶつかり合って来た。
彼女を尊敬する自分がありながら、彼女に感化されるのが私は好きではない。
だのに、すっかり彼女の支配下に首まで漬かって過ごしてきている様を「いつか書こう」と思っていた。
彼女の結婚を期に、ほんの一部「強引にマイウェイ」を綴った。