あらすじ
300年前、地球の環境はとある事故によって壊滅的な打撃を受けた。
アメリカにある宇宙のエネルギーを使って発電する施設が、何らかのエラーによりバグを起こし大爆発、アメリカの大半が壊滅し周囲の物や人は灰と化し、偶発した過去最大の竜巻と合わさり、地球全土を覆うように灰が蔓延、空は灰だらけで太陽が隠れ、地球が半ば氷河期状態に陥った際、世界の科学者達が協力して、地球の近くを回る第2の地球(アーティフィス)を作成、生き残った人類達がそこに移り住んでいた。
今では地球は灰色の星と呼ばれており、5年周期で大量の灰がアーティフィスの周りに張られた人工のオゾン層に降り注ぐ、それを清掃しないと様々な弊害が発生する。
それを掃除するために各地区から派遣されたのは清掃人達であった。
その清掃はほとんどの場合3年程度で片が付く、だが最近になってその灰は更に酷くなり、3年どころか4年、5年と期間は伸びて行く一方であった。
その問題を根本から解決しなければいけないと政府は躍起になっていた。
そんなある日、政府が重い腰を上げて、地球の清掃の募集を始めた。
定員は1万人で、大型の宇宙船に小型の宇宙船を1万、つまり1人1隻載せて地球に飛び立つのだ。
報酬は億を超え、この募集を見聞きした一獲千金のチャンスを狙った人間達が挙《こぞ》って応募し出した。
そんな人間達に混ざって、主人公の『牧村祐一』のその親友である『ニック』が募集のチケットを持って来た。
いきなりのチャンスが舞い込んだ牧村は、それが地獄行きの片道切符とは知らずに参加すると即答し、家にそのチケットを持ち帰ったのだった。