あらすじ
異世界に召喚され、チートスキルを手に異世界を無双した元社畜の勇者、志度カケル(男)
その異世界でラスボスとして君臨した最強の魔王ユリウス(女)
長い戦いに疲れ果てたカケルとユリウスは極秘にタッグを組み、秘策を用いて地球に帰ってきた。
地球に戻れば、この協力関係は終わる。
カケルはユリウスに感謝して今までの生活に戻っていくが、実は志度カケルにベタ惚れしていたユリウスは自分を置いて行ってしまうカケルに大いに憤慨する。しかしプライドが邪魔して本音が言えない。
渋々、一人で生きていこうとしたとき、突然現れたチャラ男たちに絡まれブチ切れる魔王ユリウス。
地球に来た以上、今までの魔力やスキルは失われ、ただの美少女に成り下がったと思い込んでいたが、思わぬ能力を発揮してチャラ男たちを追い込んでしまう。
一方、見覚えのある爆発が夜の街にきらめいたことを見たカケルは、地球においても魔法が使えることに驚くと共に、ユリウスがいきなり暴走したことを知って急いでその後を追う。
逃げるチャラ男。絶対殺すと追いかける魔王。魔王を止めようと必死に叫ぶカケル。
その不毛な追いかけっこの途中で、カケルは広大なメタバースが地球に爆誕していたことに気づく。
そしてメタバースの中で世界中の誰もが倒せていなかった巨大なモンスターを流れで倒してしまう。
いきなり大バズりして衝撃的な地球デビューを果たした元魔王と元勇者。
いったい地球に何があったんだと戸惑うカケルに対し、ユリウスは興奮している。
魔法がこの地球で使える以上、カケルが持つ最大のチートスキル「聖杯」を発動させることができるはずだと。
所有者の望みを何でも叶える聖杯スキルを発動させれば永遠にカケルを独り占めできると野心を抱いた魔王であるが、なぜかカケルの聖杯スキルは作動しない。
どうやら聖杯スキルの発動条件が地球に来てから変わったらしい。
いったいこれはどういうことだと戸惑うユリウスの前に、一人の男が現れる。
この物語は、穏やかな生活を望む志度カケルと、カケルと仲良くしたいがために大暴れしてしまうユリウスの物語である。