あらすじ

不思議な力を持ち、不思議な話をする「笠待晴」それにつき従う「仰丸」という怪異。蔓延る『怪異』と、限られた人間に開花した『異能』そして、その先で起こる災厄に立ち向かおうという命知らずがいる。  狼に突きつけられたのはトロッコ問題。多様化したそれは、命の平等意識が引き起こすパラドックスから、残酷に自身の大切な人物を秤に乗せるものとしてより一般化されていく。 狼は秤に乗せるにふさわしい存在を考えあぐねる。自らの選択を俯瞰するそれは、当人に時間的制約を認識させない。それが現実に投影されたとき、いかに現実的でなく、いかに本質的であるか。客観するからこそ、物事の本質が見え、主観するからこそ、人間の本質が見える。 果たして狼は。それは人ならざる者ですら、抱える業であるのか。

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カクヨム
カクヨム2024/09/02
  • 現在の作品その笠を乗せるのは