あらすじ

私は、某有名小説家の秘書。 重要な仕事の一つに「ネタ」集めがある。 この仕事、実はかなり厄介だ。 たとえば街に出かけて行ったとしても、いつも何かネタに遭遇するわけではないし、誰かに訊いても「はい、これ」とすぐに差し出してもらえるものでもない。 だからと言って、編集さんが出して来るアイデアに、負けてばかりもいられない。 そこで、私は素性を隠し、ネット上にこんなサイトを開設した。 「あなたのネタ、買い取ります」 そこに持ち込まれたネタは私が整理し、時には本人に会って取材をし、作家先生にお見せする。 でも、すべてが採用されるわけでは、もちろんない。 私が自信満々でお伝えしても、ボツになってしまうネタもある。 そんな残念なネタを弔ってあげたい。 だから私が、形にして昇華させてあげることにしたわけだ。 ※※ この弔いの儀式は、ネタが持ち込まれ、先生がボツにしてから、私が仕上げるという手順を踏みます。 ゆえに、そもそも仕入れがなかったり、あっても先生が採用してしまえば回ってくるネタもないということで、私の出番はかなり不定期になることをご了承ください。

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カクヨム
カクヨム2019/11/09
  • 現在の作品村下春子の「あなたのネタ、買い取ります」