あらすじ
2020年5月15日富士見L文庫様より刊行となります!
大学進学を機に一人暮らしをすることになった真緒(まお)は慣れない家事にてんやわんやしながら、なんとか生活を送っていた。
……壊滅的に料理ができないことを除いて。
実家で味見しかしてこなかった真緒は、肉を焼けば固く焦がし、カレーを作ればなぜが薄くてしゃばしゃばしたものになってしまう。そのため早々に自炊を諦めてかろうじて炊けたご飯と、スーパーで買ったお惣菜を食べて過ごしていた。
そんな真緒がひょんなことからマンションの一階にある小料理屋「囲炉裏」でバイトをすることになる。
店主の神代は料理は美味いが味付けが駄目で、祖父がやっていた小料理屋を継いだものの味付けのせいでどんどんとお客さんが離れていっていたのだ。
「賄いは出してやる。だからお前は俺の作る料理の味見をしてアドバイスしてくれ」
横暴に言い放つ神代に戸惑うけれど通勤時間1分、賄い付きの魅力には抗えず――。
これは料理は上手いが味付けが壊滅的に駄目な店主と、
料理は壊滅的に駄目だが味付けだけは抜群の真緒の
ほっこり人情+ご飯物、そしてたま――に恋の物語である。
~登場人物~
岡部 真緒(おかべまお)18歳
おばあちゃんの作る料理が大好きでいつも味見をして味付けの手伝いをしていた。
お店の前で行き倒れていたところを神代に助けられ、囲炉裏でバイトをすることになる。
神代 徹(かみしろとおる)28歳
小料理屋『囲炉裏』の店主。
料理はうまいが味付けが下手。何を作っても残念な味になる。
和服のイケメン、ただし口が悪く愛想がない。