あらすじ
文明開化の著しい大正時代。北の地で生まれ育った千晃は、帝都の大学に通うため瑛国生まれの貿易商ウィリアム・エイデン氏の屋敷で書生として世話になることが決まった。義母から虐げられてきた千晃には、故郷を離れて帝都で暮らすのは願ってもないことだった。
屋敷に訪れた千晃は、ウィリアムが貿易業を営む傍ら、オリビア・アレンという名でロマンス小説を書いていることを知る。オリビアのファンである千晃は、憧れの作家のもとで暮らせることに歓喜し、書斎の扉越しに想いの丈をぶつけた。
その日の晩、中庭で夕涼みをしていると洋装の紳士が現れる。彼は千晃が男であることに驚きつつも、鋭い牙を覗かせながら告げた。
「私が花嫁を迎えた理由は、血を分けてもらうためだ」
ウィリアムの正体は、血を吸って生きながらえる吸血鬼だった。
翌日。ウィリアムが千晃を花嫁と勘違いしていることを知る。どうやら昨日屋敷に訪れる予定だった花嫁は、別の男と駆け落ちしたらしい。その事実を知らされる前に千晃がやって来たせいで、花嫁と勘違いしたそうだ。
自分は書生だと伝えたものの、ウィリアムからは花嫁として迎えたいと迫られる。結婚は承諾できないが、ひとまずは週に一度、彼に血を捧げる存在となった。
※上記は第1回ルビーファンタジーBL小説大賞向けのあらすじです。
物語の進捗に合わせてあらすじを追加していきます。
※R-18シーンは非公開