あらすじ
農業をこよなく愛するリゼットは領地で農作物を育てることに生きがいを感じていた。
華やかな王都よりも、生まれ育った領地で作物を育てるのが大好きな奇特な令嬢だったことから一部では百姓令嬢と呼ばれていた。
勘違いとありえないほどの前向きなリゼットは悪意に気づくことはなかったのだが、ここ最近婚約者から手紙の返事が来なくなった。
婚約者は侯爵家家の嫡男であるが、リゼットに対して色々厳しかった。
心配する両親は一度ちゃんと話をするように告げられるも、婚約者には愛する女性がいることを知る。
「困ったわ。お父様が卒倒してしまう」
リゼットは婚約者に裏切られたことよりも父親がショックを受けることを心配したが、切り替えの早いリゼットは円滑な婚約解消と幸福な老後生活計画を立てることにした。
そんな最中、王女殿下が来年隣国に嫁ぐことになったので同行してほしいと宰相閣下に懇願されてしまったのだった…