あらすじ
天は十年ぶりに実家に帰省した。
特別な日ではなく、なんでもないある冬の日に。
その理由というのが、母の認知症。
弟の陸は、ふとその連絡を彼に寄越したのだ。
「直接会って話したいことがある」と、何やら気がかりな一文を添えて。
現状を確認すると、母は息子である天のことを忘れていた。
天は陸との会話の中で自分を見つめ直す。
何故、今に至るのか。
互いの想いが次第に解き明かされていく。
しかし、天は相変わらずだった。あまり想いに変化を見せない。
陸は誤解が解けないままであることを悟ると、全てを包み隠さず話した。
その中に、衝撃の事実が……。
『家族』をテーマに、不器用な『愛』を描いた作品です。