あらすじ
百瀬 茉以(ももせ まい)は、男子高校生だ。
クラス一、いや学年一、いやいや学校一の美少年。
そんな茉以が、恋をした。
茉以が想いを寄せるのは、クラスメイトの田宮(たみや)だ。
陽キャで友達が多く、いつも話題の中心にいる男。
オシャレでカッコよくて、サッカー部のエースの彼を、茉以はいつも眩しく見ていた。
しかし田宮は茉以に、ポーカーの罰ゲームとして、片岡 智樹(かたおか ともき)へ告白しろと命令する。
智樹も茉以と同じクラスの少年だ。
彼は、成績は良いが、いつも独りで本ばかり読んでいる。
そして身なりに無頓着なので、陰キャ扱いされていた。
田宮は、そんな智樹に告白すれば、付き合ってやる、などというのだ。
茉以が自分に好意を持っていると知りつつ、意地悪をするのだ。
嘘の告白をしつつも、智樹と心を通わせていく、茉以。
智樹が純粋な心の持ち主だと、茉以には解っていた。
それは、彼がこぼした一粒の涙から、すでに始まっていた恋だったのだ。