あらすじ
【前日譚(序章)】
動乱の時代。妹・美楚乃(みその)の病を治したいがために兄・閻椰雄臣(えんやたけおみ)が意図せず講じた天恵魔法。魔法使いとして目覚めた少年が行ったのは禁術・不老譲渡だった。それがあまりにも大きな罪であることを戦乙女(テンシ)の末裔・白雪(しらゆき)に咎められた雄臣は、自身の魔力消滅を免れるために彼女の悲願であるこの世すべての魔力根絶および平穏の世を築くことに協力させられていた。――これは兄妹の過去と現在と未来につながる物語。
【全編(1章以降~)】
1999年の地方都市、三峰(みつみね)市。魔法使いの家系に育った少年・剣崎陽玄(けんざきようげん)は魔法使いの後継者[魔術師]になるようにと決められた人生を歩んできた。ある日、そんな生き方に嫌気がさし屋敷を飛び出した陽玄は、偶然出会った金髪少女・巫琥珀(かんなぎこはく)と出会う。そんな彼女に家出してきたことを見抜かれ、その成り行きで招かれたのは森の洋館。事情を話し、彼女の助言で屋敷に戻ることを決意した陽玄だったが……。