あらすじ
◇記憶を失った冷酷皇子 × 献身的だが目が離せない猫系文官◇
※性描写が含まれる話は非公開にしています
【あらすじ】※ネタバレあり
『____ アースター。今宵の相手はお前がしろ』
『(……ああ……。誰でもなくお前に、愛なく抱かれるなんて……)』
次期魔王に一番近いとされている第九皇子『ルキウス・ウィンコット』は、冷酷無慈悲で有名だった
そんな彼が率いる第一軍司令部に出向になった半魔の文官『シン・アースター』
彼には誰にも言えない秘密があった
16年前、シン・アースターは、ヒト族の青年『ロジェ・ウォーレン』として生きていた
当時行われていた多種族合同訓練において、19歳のルキウスと18歳のロジェは同じ訓練生として出会う
次第に惹かれ合って行く二人は、種族の壁を超えて愛し合うようになっていった
そして運命の日、彼らは王座争いに巻き込まれ、引き裂かれる事になる
訓練生はルキウスを残して全員死亡し、悲惨な事件として歴史に残ることとなった
生き残ったルキウスは全ての感情を捨て、記憶も失くしてしまう
そして16年の月日が経ち、ロジェ・ウォーレンはシン・アースターとして、ルキウスと再会を果たす
記憶を失ったままのルキウスは、やはりロジェを覚えてはいなかった
感情を失い冷酷になっていたルキウスは、夜伽役を用意できなかったロジェに激昂し、代役を務めろと命令する
手荒く抱かれたロジェは心から傷つくが、変わらずルキウスに献身し続けた
毎日のようにルキウスに抱かれながら、ロジェは文官としても律儀に職務をこなす
そしてルキウスを拒むことなく献身を貫くロジェを見て、ルキウスにも少しの変化が訪れた
慣れない感情に戸惑いながらも、ルキウスはロジェを受け入れていく
そして徐々に距離を縮める二人のもとに、晩餐会の招待状が届いた
ルキウスの義兄が主催する晩餐会には、ルキウスに懸想するスヴェラの姿もあった
同伴するロジェを半魔だと見下すスヴェラにルキウスは激怒し、ロジェはそんなルキウスの姿に驚く
ロジェは16年前の出来事が原因で、ルキウスから愛されることに臆病になってしまっていた
ルキウスに愛される資格などないと思い込んでいるロジェに、ルキウスは不器用ながらも寄り添っていく
しかしそんな時スヴェラがある人物を連れて来た
その男は自らを『ロジェ・ウォーレン』と名乗り、まるでルキウスの元恋人でもあるかのように振舞う
16年前の偽りの昔話をルキウスへと語り、親し気に名を呼び、ルキウスの心を取り込もうと画策する偽のロジェに、心を折られてしまうロジェ
しかし偽のロジェとスヴェラの思惑が気になったロジェは、ある日彼らの会話を隠れて聞き、16年前の事件の真相を知ることとなる
しかしちょうどその時、16年ぶりのヒートに襲われて____
死んだはずのロジェが、どうやってルキウスと再会できたのか
そしてルキウスは、失った記憶を取り戻すことが出来るのか
二人が織りなす二度目の恋のお話です