あらすじ
「××」くぐもった声で秋穂が言った。
「なに?」
「私のこと、好き?」
「好きだよ」と僕は言った。
「どのくらい?」
「秋穂が想像しているよりも、ずっと」
「いつから、好き?」
「はじめて会った時から」
「嘘」
僕は少し笑った。
兄貴の失踪、秋穂のアルバイト先の先輩の中谷優子と、その彼氏、川島疾風が行方不明になった。
彼らの足取りを追っていくうちに、陳腐だけれど、僕は「愛」について考えていく。お姫様と用心棒、好きな女の子の歪み、奴隷としての僕、正当な正義の血筋、やくざ、小さな神様……。
あずきが僕を見た。
「何があったのか知らないし、あたしは前にも言ったけど行人くんの夢とか意見とか別に聞きたくない。でも、一つだけ言わせてほしいの。私が憧れた関係は行人くんと秋穂さんだから。だから、行人くん」
「はい」
「あたしの理想であり続けて」
これは、僕の「愛」をめぐる物語。
2013年、岩田屋町。郷倉四季。
2011年、岩田屋町https://kakuyomu.jp/works/1177354054885776990 郷倉四季。
2007年、岩田屋町https://kakuyomu.jp/works/1177354054886476922 郷倉四季。
2012年、岩田屋町https://kakuyomu.jp/works/1177354054887384148 倉木さとし。