あらすじ
夢月七海さま主催『同題異話・十月号 秋に鳴らす鍵盤』
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093085939171557
に参加しています。
ぼくの生まれ育った街には大きい「お屋敷」があった。「お屋敷」の鉄の扉はほとんどいつも閉まっていた。
しかし、中学校一年生のときの秋の夕方、ぼくはその「お屋敷」の扉が開いているのに気づいた。なかに明かりが見え、聞いたことのない楽器の音色が流れてくる。ぼくは、無鉄砲にもその「お屋敷」のなかに足を踏み入れた。
そこで待っていたふしぎな出会い。
そして、歳月は経って、その街は「帰省先」になった。二人の娘の父になったぼくは、その帰省先に両親を訪ねた。「お屋敷」の扉が開いているのに気づいたぼくは、再びその扉のなかへと足を踏み入れた。
出会い、予感、そして…。
…ある街と、その街を離れてしまった男の物語。