あらすじ

浜辺でひっくり返っていた亀を助けたおれは、そのお礼に竜宮城に招待され、存分なもてなしを受けた。しかし、何日も同じ場所にいると、さすがに飽きてきた。海の中はどこを見ても同じような景色ばかりなのだ。 「なあ、乙姫さん。どこか面白い場所はないかい?」と、飽きもせずクラゲと戯れている乙姫に訊ねた。 「あら、でしたらいいところがありますよ。海の住人に大人気の場所です」 「ほう、それは面白そうだ。ぜひ、案内してくれ」 おれは乙姫に手を引かれて、海の中を泳いだ。竜宮城に来る際に亀がくれた海藻を食べたおかげで、海の中でも呼吸ができるのである。さあ、何を見せてくれるのだろう? タイやヒラメの踊りも悪くはないが、もっと海ならではの不思議なものが見たい。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2024/09/30
  • 現在の作品陸族館