あらすじ

ある日、ヴァンは立ち寄った町の奴隷商店で、運命の人に出会った。 その相手とは、訳あり奴隷の中に並べられていた、やせ細った半獣の子ども。 ヴァンはその子どもを見たとき、強い衝動に駆られる。 ──この子。この子だ。この子が欲しい……! その奴隷の子どもを買って、自分の家へと連れ帰ることにしたヴァン。 子どもに名前を聞くものの、名前はないとのことだった。 名前をつけてくれないかと期待に満ちた瞳で言われたヴァンは、しばらく考えてから、その子どもに名前を付ける。 「クチカ。お前の名はクチカだ。お前は俺の家畜。家畜を逆に読んで、クチカ」 その名にしたのは「お前を食べるためだ」とクチカに告げた。 クチカは食べられる覚悟を決めたものの、まだ時期じゃないとヴァンは断る。 しっかり食べて、お前はまず太れ──と。 家を目指す道中、野宿をしていたとき、ヴァンの頭に巻いていたターバンがずれた。 ターバンを巻き直そうとしていたところを、クチカは偶然目にしてしまう。 そこには、人間や獣人にはない『モノ』がそこにあって……。 魔王と半獣の番(つがい)物語。 魔王ヴァンは、半獣クチカの心臓を食べてしまうのか?

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カクヨム
カクヨム2024/08/21
  • 現在の作品王の番餐(ばんさん)~優しき魔王はその心臓を食べたくない~