あらすじ
──君達は私の掌の上で踊らされていたのさ。
最終的に主人公と敵対する黒幕に憧れる転生者の比良坂小夜。
いつぞやに見た漫画の黒幕に魅了された彼は、表向きは人気者の生徒会長でありながら、裏では不良をボコ殴りにするという裏の顔があった。
「僕の求める黒幕は違う」と現実に飽き飽きしていた彼は、かつて付き合っていた少女に殺され、異世界に転生してしまう。
ファンタジー異世界に自分の追い求める黒幕像を描けると歓喜した彼は、表向きは魔王討伐を使命とするパーティーの一員でありながら、裏では差別迫害を受ける女性を庇護する組織の長となった。
ある時、世界を滅亡しようとする愚者の魔女と対峙し、彼は自分の命を犠牲にして魔女と共に相打ちとなる。
死に際に彼は悟る「あれっ、勇者パーティーの奴等に敵対する演出してなくね?」と。
ただ仲間のまま絶命した彼は、少し歪な現代世界に再び転生することになり、何やかんや学園生活を謳歌していた。
黒幕への憧れもなくなり田舎への隠居生活願望が芽生えてきた頃、またもや学校の友人と共に異世界召喚されることになる。
魔王討伐という勇者の使命なんて興味なく、追放されて隠居を求める小夜だったが、今度こそ黒幕になるかと本気を出すことにした。
陰で暗躍し黒幕を目指す彼は、敵勢力の陰謀を阻止したり世界の窮地を救ったり、昔のヒロインや友人と再会することになったりして、多くのヒロインに囲まれて──
「今度こそ僕は黒幕になってみせる」
黒幕に憧れる主人公が陰で暗躍する話。