あらすじ
2024年11月1日よりフリーランス新法(※)が施行される。
※正式名称は「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」だが本稿ではフリーランス新法という表記に統一。
こちら「一般的に認識されているフリーランス」のみならず、作家、漫画家、イラストレーター、ライター、声優など幅広い職業に大きく影響を与える一方で、SNS等で誤解を与えるようなツイート(ポスト)も散見される。
そこで日本推理作家協会2024年10月配布の会報にて、弁護士さん監修の上でフリーランス新法周知のための寄稿文を掲載させていただいたのだが、同協会より一般向けに公開してもいいとの許可をいただけた。そこでより幅広いフリーランス向けに修正した原稿をこちらにアップいたします。
なおこのような経緯であるため、内容がやや作家寄りになっている点はご容赦いただきたい。(公開に賛同してくれた日本推理作家協会にはこの場をお借りして御礼申し上げます)
なお筆者が当事者ということを知ってもらいという観点から書くが、筆者は作家あるいは漫画原作者として小説や漫画を出版し、またゲームシナリオといったライター業を生業としてもう二十数年となる。つまりフリーランス新法の保護対象ド真ん中である。
フリーランス新法の解説サイトはたくさんあるが、本稿はそんな筆者が知っておくべき要素に絞って解説しているので、フリーランスには多少読みやすくなっている…と思う。
もしあなたがフリーランスの立場にあるなら、そしてフリーランス新法について興味があれば、読んでみて欲しい。
注1:
本稿では、小説家も漫画家もライターもイラストレーターも声優もすべてひっくるめてフリーランスと呼称する。(フリーランス新法の条文にはフリーランスという単語は登場せず、「特定受託事業者」となっている。ただ国配布のパンフレットによるとフリーランス=「特定受託事業者」)
ただ、詳しくは後述するが、従業員を雇用しているかどうか等で変化するのでご留意いただきたい。
注2:
本稿は、弁護士さんの監修や公正取引委員会に確認した上で執筆している。しかしながら、
・結局書き手は筆者であり、筆者の認識違いによる誤った記述はあり得ること。
・そもそもノーギャラ。
上記の点についてはご了承いただきたい。
特に法律の適用は常にケースバイケースであり、やり取りのメールの内容一つで状況は大きく変わる。実際に違法行為をされた・してしまったと感じた場合は速やかにフリーランス110番や弁護士等に相談して欲しい。