あらすじ
アイラ・タルコットは、魔術師を数多く輩出している男爵家の令嬢である。
生まれ持った高い魔力で、魔術学校に首席合格し、魔術師を目指し充実した毎日を送っていたーーーはずだった。
いつの間にか歯車が狂い出し、アイラの人生が傾いていく。
周囲の悪意に心が折れ、自身の部屋に引きこもるようになってしまった。
そしてある日、部屋は炎に包まれる。
薄れゆく意識の中で、アイラに駆け寄る人物がいたが、はっきりと顔は見えずに、そのまま命を落としてしまう。
ーーーが。
アイラは再び目を覚ました。
「私…私はまだ、魔術学校に入学してはいない…?」
どうやら、三年前に戻ったらしい。
やり直しの機会を与えられたアイラは、魔術師となる道を選ぶことをやめた。
最期のとき、駆け寄ってくれた人物が、騎士の服を身に着けていたことを思い出す。
「決めたわ。私はーーー騎士を目指す」
強さを求めて、アイラは騎士となることを決めた。
やがて見習い騎士となるアイラには、様々な出会いと困難が待ち受けている。
周囲を巻き込みながら、仲間と共に強く成長していく。
そんな中、アイラの輝きは多くの男性を惹き付けた。
「初めて会ったときから、惹かれていた」
「ねえ、他の男を頼りになんかしないでよ」
「心配なんだ。ずっと隣にいてほしい」
そして、燻っていた火種が燃え上がる。
過去に向き合ったアイラは、一つの真実を知った。
「…あなたが、ずっと私を護っていてくれたのですね…」
果たしてアイラは、やり直しの人生で、理想の騎士となることはできるのかーーー…?