あらすじ
家を借りたいと思っていたとある男。彼が不動産屋と一緒に訪れたのは、立派なタワーマンション……の隣にある古びた一軒家だった。
「どうですか? 友人を呼んだり、彼女と同棲するには十分な広さですよ!」
と不動産屋が彼に言った。
「ええ、まあ、友達も少ないし、彼女もいないんですけどね。はははっ」
「あ、すみません……」
「あ、いえ……。いやー、それにしても隣のタワーマンションすごいですね。こことは大違いだ」
「すみません、古くて……」
「あ、いや……え、駅前もマンションを建てているみたいだし、盛り上がってるんですかね」