あらすじ
【21時更新予定】
世界各地にダンジョンが出現してから百年、日本に住む高校生――月島零斗(つきしま れいと)は日々ダンジョンに足を運んでいた。
ダンジョンの最奥には「ダンジョンボス」と呼ばれる強力な魔物が住み着いており、零斗はボスのフリをしてダンジョンにやってきた探索者を追い返すという遊び――「ラスボスごっこ」という独自の遊びを行っていた。
今日も今日とて探索者を驚かしてやろうとダンジョンボスのエリアで待機していたところ、探索者の少女がやって来る。
少女は零斗のボスのフリにも怖気づかず、むしろ敵意マシマシで襲い掛かってくる。
自分の身を守るため、少女を倒す零斗だったが、彼女は『人類最強』の肩書を持ち、『聖剣』を所持する探索者――名を、「サナエ」と言った。
――あれ、これマズくね?
零斗のことを魔物だと思い込んでいたサナエに経緯を説明し、なんとか矛を収めさせた後、サナエから衝撃の事実を告白される。
本来、ダンジョンボスを倒せばダンジョンは崩壊し消滅する。
「え、でも俺、ここのボスは倒したぞ?」
「いいえ、ボスは残ってるわ。あなたよ、零斗くん」
零斗には、攻略したダンジョンを乗っ取り支配できるスキルがあったのだ。
「私の目的は全てのダンジョンを攻略すること。あなたの力が借りたい」
そうして、サナエと共にダンジョンを攻略することになった零斗は、ダンジョンを攻略するたび、ダンジョンの力を得て強力になる。
「ごっこ」から始まった旅は、いずれ本物の「ラスボス」へと昇華する――