あらすじ
ある日突然、現実世界とは全く別の世界、モンスターの生息するダンジョンへとつながるゲートが現れた。
モンスターを倒すとアイテム、現実世界では価値のある資源をドロップする。
そしてモンスターは基本的に復活するため、人間であれば、労せずして無限に稼ぐことが出来た。
結果、現在最も稼げる職業は、ダンジョン攻略を行う冒険者だと言われている。
やることは単純明快で、現実世界からダンジョンに侵攻し、一方的にモンスターを蹂躙すること。
では、現実世界の人間が、どのようにしてモンスターを倒すのか?
それが、スキルである。
現実世界の人間が倒せないモンスターも、スキルを使えば、対等に、いや、それ以上に戦うことが出来るようになるのだ。
そして現代の日本では、高校に進学するとダンジョンに入れるようになっている。
さぁ、皆でパーティーを組んで、君の輝かしい未来に向かって、ダンジョン攻略へ乗り出そう!
それが、俺、福場秀人が通う高校の入学案内パンフレットに書かれている内容だ。
美辞麗句が書かれているが、実際冒険者になれるのは、当たりスキルを引いたただ一握りの人間のみ。
それどころか、当たりスキルを持った奴らはスクールカーストの最上位に居座り、やりたい放題だ。
たとえば、俺みたいなゴミスキル持ちをいじめる、とか。
いじめに耐えかねた俺は、自殺をすることにした。
少しでも嫌がらせをするため、学校が抱えているダンジョンに単身で乗り込むという形で。
しかしそこで俺のスキル、ダンジョンマスターが発動する。
自殺するつもりで潜ったダンジョンで、モンスターがこんな風に話しかけてきた。
「あの、大丈夫でしょうか? マスター」
これはクソ過ぎる現実世界に絶望した俺が、ダンジョンから最強へ至る物語。