あらすじ
〇どんな話か
海を隔てた遠い島国「恒和国」に憧れるマグノリアは、結婚から逃げて恒和国にやってきた。そこで出会った若い武士との交流で、恒和国で生きていきたいと思うようになる。恋を知らなかったマグノリアが、異文化交流を通して、恋を知る物語。
〇時代・場所
江戸時代をモチーフとした和風の国「恒和国」
〇テーマ、コンセプトなど
・異文化交流(文化の違う異国の地で、生きる場所を見つける)
・お互いを知ろうとする(異なる文化を知ることで、相手に興味をもつ)
・初恋を知る(恋を知らない二人が、お互いに惹かれ合っていく)
〇ヒロイン マグノリア・プレンティス
十七歳。子爵家出身、四女、春生まれ(名前の由来:誕生日に庭のマグノリア(白木蘭)が綺麗に咲いていた)
身長152cm体重45kg
魔術学校卒業後、侯爵夫人の薬師となる。結婚するなら、仕事を認めてもらえる相手でないと嫌だと言い張る。
華やかな薔薇色の髪と、エメラルドのような瞳。
誰もが認める美少女だが、動きやすさ重視で日頃は男装をしている。乗馬や木登りも得意。ダンスも得意ではあるが、社交界には全く興味がない。身体を締め付けるドレスが苦手。
好奇心旺盛で、負けん気も強いが、魔力量が少ないため火力が必要な攻撃系の魔法は苦手。魔力感知、追跡、分析魔法が得意。
大好きな本は植物図鑑と、ストックリー(著名な植物学者)の植物誌や恒和国滞在記。ストックリーのように恒和国を旅することが夢。巷で流行る恋愛小説はいまいち理解が出来ない。
〇藤倉春之信
恒和国の武士。次男で許嫁はいない。春生まれ
身長168cm体重56kg(恒和国では高身長)
勤勉で女遊びや酒が苦手。国外に興味があり、翻訳の仕事をしている。文武両道で、真面目一辺倒。
幼少期、ストックリーと旅をしていた祖父の話を聞くのが大好きだった。ストックリーの著書を全て翻訳するのが目標。
自身は兄の控え(兄は病弱)で、自分は家のためにあると考えている。その為、結婚するとしたら、それは兄に何かあって跡目を継ぐ時だから、恋はしないと決めている。
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東洋に浮かぶ島国「恒和国」に憧れるマグノリアは、結婚から逃げるようにして渡航する。
渡航のチャンスをくれたランドルフ侯爵夫人に、援助が出来るのは五年だと告げられ、恒和国で後ろ盾を見つけることとなる。
憧れと期待に胸を高鳴らせて降り立った恒和国で、マグノリアが出会った武士・藤倉春之信は真面目一辺倒な男だった。藤倉家は、恒和国でも有数の港と造船の町を持つ栄海藩の有力な武家だ。その次男坊である春之信の助けを借りながら、マグノリアは「花の露」をつくることになる。
言葉の壁を感じる時もあるが、恒和国での生活を楽しむマグノリアに、本国から衝撃の知らせが舞い込んだ。彼女に求婚していた貴族が罪を暴かれて追放されというではないか。
次々にトラブルに見舞われるマグノリアは、彼女を守ろうとする春之信に心惹かれていく。