あらすじ

ムナゲッティーを注文した。 ソースはイートソース、ハートソース、ビートソースの中から迷ってビートソースにした。 「お待たせしました。ムナゲッティー・ビートソースでございます」 無愛想な、黒ぶちメガネにメイド服のウェイトレスに俺は質問した。 「これは何?」 「ムナゲッティー・ビートソースでございます」 「……俺、スパゲッティー・ミートソースと間違えて注文しちゃったんですけど」 「知るか」 「でも見た目はまんまスパゲッティー・ミートソースだよね。どこが違うの?」 「麺にデュラム・セモリナ小麦粉ではなく、オッサンの胸毛を使用しております」 「へえ〜……。ソースは? どう見てもミートソースにしか見えないんだけど」 「その通りミートソースでございます」 「じゃあミートソースって書けよ。わかりにくいよ」 「胸毛に肉《ミート》ソースでは少々暑苦しいと思いまして、スマートなビートを効かせてみました」 「ふ〜ん。じゃ、いただきまーす」 噛み切れなかった。 これがアルデンテというやつか!!

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小説を読もう2024/10/05
  • 現在の作品ムナゲッティー・ビートソース