あらすじ
俺、灰谷 実(はいたに みのる)は、自他ともに認める陰キャ童貞。
そんなクソみたいな俺にも、優しくしてくれる女子がいる。
というか、誰に対しても優しい、聖人みたいな存在。
それでいて、親しみ系。
島田 響(しまだ ひびき)。
ある時、俺はサイフがほぼ空で、たまたま通りかかった彼女にジュースをおごってもらった。
当然、その1回限りでやめるつもりだった。
けれども、他人に、しかもあの島田さんにおごってもらうジュースの味は、格別だった。
そして、俺は罪悪感を覚えつつも、何かと理由をつけて、島田さんにジュースをおごってもらう。
しかし、そんなことばかり続けていると、いくら聖人でも眉をひそめる。
こんな、誰にも優しい彼女にさえ嫌われるなんて、俺は本当にダメな男だ。
そう、悲観した時。
俺は、自分の犯した罪が、想像よりもずっと大きかったことを知る。