あらすじ

どこかの研究所のなにかの爆発事故に巻き込まれたらしい藤枝幸は、目覚めたら一年後の世界にいた。 見覚えのないバッグに入っていた日記には、己の筆跡で「空で猫が鳴き、雨となった」と書いてある。なんだそれ? やたら豪華な病室に閉じ込められ、鬱屈としていた幸のもとにやってきたのは、同じ養護施設で育った幼なじみの藤代学。彼は、周囲が男女を意識しはじめる小学三年生ぐらいを境に、とても意地悪な男の子と化しているのだが、今はなんだかそれ以前に戻ったような、優しくて穏やかな話し方をしてきて幸は面を食らう。 相手もまた、そんな幸に対して違和感を持ったようだ。 決定的だったのは、雨が叩きつける窓の外が光った時に響いた猫の鳴き声。 なんとここは、幸が居たところとは別次元の世界らしい。 この世界の空では、雷鳴音のかわりに猫の鳴く声がするという。 並行世界に紛れ込んでしまった異邦人の物語。 「この作品は日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト2024の共通文章から創作したものです。 https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon2024 ※他サイトにも掲載中

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小説を読もう2024/10/03
  • 現在の作品猫が鳴く空の世界に