あらすじ
「俺はグレました」
「計画倒れ。アナタの声は誰にも届かないという結果。それで一つ気づいたことがあるでしょ?」
「人類皆々様のおかげで、私は皆々様の幸せの夢をようやく捨てられた。人に干渉しない。人から干渉されない仮初の平和ボケで自由主義を唱えてもいいものなのかな?」
「なら、足の踏み場もない程のゴミ屋敷でも書いてみる?セルフネグレクトなアナタね?」
「そうではないよ。社会に同意、異議を唱えなくても、生きる理由がある」
「黒い感情ね。私、アナタのこと騙してた。浮気男を殺すのに、みんなを利用したのよ。アナタの手を拒めば拒むほど、蟠りばかりに苛まされ、削除ボタンに手が伸びる。それってね、人の損得勘定を軽蔑したのよ。誰もに捨てられ、誰もを捨てたアナタに聴いてもいいかしら?」
「お前だけだと先に答えを出しておく」
「私にはアナタだけに逃げなくなったアナタの気持ちを書いてみて?私との結婚が幸せなのか不幸せなのか読んであげる」