あらすじ
==スニーカー大賞応募作のあらすじのため、ネタバレ注意==
主人公の西原蓮は、高校生だが大人のフリをして恋愛小説を書き、投稿サイトに連載していた。しかし学校での蓮は、彼女がいないどころか、クラスの女子からキモいといじめられていたので、小説を書いていることは秘密にしている。
ある日、ネットで人気の女性漫画家「よしのん」から、投稿する恋愛漫画の原作を書いてもらえませんかと申し込みを受ける。次第に蓮はよしのんに好意をもつようになるが、同時に大人のフリをして騙していることに罪悪感も感じはじめる。思い切ってクリスマスイブに会うと、待ち合わせ場所に現れたのは、意外にも年下の美少女であった。よしのんもまた、大人のフリをしている中学生作家だったのだ。
ネットの姿とは裏腹に口の悪いツンデレ少女だったよしのんと、新たに漫画原作を書き始め、時に作品の方針でケンカしながらも、友達として仲を深めていく。母親が離婚して不在で、父親とも家庭内で断絶しているよしのんは、孤独を埋めるように蓮になついていく。
一方で蓮は、同級生の成瀬桜に、小説のペンネームを知られてしまう。秘密を守る条件は、成瀬がコンテストに出す小説の書き方をレクチャーすることだった。蓮が成瀬と仲良くなり、原作小説が遅れがちになることに、よしのんは苛立つ。
よしのんは父親から、実の子供ではないと告げられる。血液型が合わないので、離婚した母親が浮気してできた子に違いないという。ショックを受けて蓮の元にやって来たよしのんは、成瀬に邪魔をするなと言い渡し、蓮に抱きついて泣きじゃくる。
本当の親子である可能性に賭けて、よしのんの父親を説得してDNA検査を受けさせるが、怒った父親の出した条件は、もし本当の親子ではないと証明されたら、すぐに家を出て行けというものだった。一週間後、おじけづいて検査結果を開くことができないよしのんに、蓮は「何があっても俺が付いているから、絶対にひとりぼっちにしない」と告白し、結果を確認する。
問題を解決した二人は、次の作品のプロットを考えながら、手を取り合って走り始める。