あらすじ
中学三年生の高橋は幼いころから体が弱く、病院生活をしている。中学二年生のとき重病に倒れ、一時は生死を彷徨った。一命はとりとめたものの、その時の後遺症は治らず、余命は半年と宣告された。しかし、人生に生きがいを感じていなかった高橋は、やりたいこともないまま、これまで通り自堕落な生活を送っていた。
余命の期日が一週間後に迫ったある日、窓から見えた太陽光に照らされて赤く輝いた鳥居に目を奪われる。ずっと自分の中の自分だけの世界で生きてきた高橋だったが、最後に外の世界に触れてみるのも良いと思い、軽い気持ちへ神社に行く。そこで、ちょうど一年前に母を亡くした小野寺凛と出会う。
あまり人と話す機会が少なく、自身の病気のことも他人には伝えてこなかった高橋だったが、凛の前では不思議と病気のことを全て話すことができた。
それを聞いた凛は、自分の殻に閉じこもったままの高橋に、最後にこの世界の楽しさを教えてあげたいと思い、余生の一週間を二人で思いっきり楽しむことを提案する。高橋はその提案に乗り、二人で最後の一週間を過ごすことになる。
一週間、それは短く儚い、あっという間に過ぎ去ってしまう時間。それでも、その中で高橋は凛の感情などを知っていき、だんだんと二人は惹かれ合っていく。
しかし、最終日の前日、あることをきっかけに二人はすれ違ってしまう。最後日、高橋は凛との仲を無事に戻すことができるのか。凛が最後に高橋に掛けた言葉とはなんだったのだろうか。